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Sales Hub活用術:営業チームの生産性を大幅に向上する方法

投稿日
2025.6.23
更新日
2025.6.23
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「Sales Hub」は、営業支援ツールとしてHubSpotが提供する製品群のひとつです。見積作成やミーティング調整など、手作業に頼りがちなプロセスを自動化できます。インサイドセールスツールとしても高い評価を得ています。本記事では、Sales Hubの主な機能を具体的な導入事例などを踏まえて解説します。、営業プロセスをシンプルに自動化して効率的に活動できるようにしましょう。

Sales Hubの機能と活用事例

見積を自動作成

従来、営業担当がエクセルやWordで見積書を作成し、メールに添付して送るといったフローには手間がかかっていました。Sales Hubでは、見積作成を自動化することができます。あらかじめ商品やサービスの情報を登録。数回の画面遷移(ボタンクリック)で見積もりはPDF化されます。Eメールに添付・送信も一貫して行えます。そのため、作業時間を大幅に削減することが可能になりました。

活用事例

  • SaaS企業A社:月に数十本の見積対応が必要。Sales Hub導入後は1本あたりの作成時間が約70%短縮。誤入力のリスクも軽減されスピーディで正確な対応で顧客満足度向上に成功。
  • 製造業B社:商品バリエーションが多岐にわたる。見積書のミスが多かったが、自動計算機能によりトラブルをゼロに抑制。

Eメールトラッキング

営業担当が送信したメールの開封状況やリンククリックを追跡する仕組みです。受信者がメールを開封したタイミングをリアルタイムで把握できます。そのため、フォローに最適なタイミングを逃しません!

活用事例

  • BtoB営業C社:商談リードへの初回アプローチメールがどのくらい開封・クリックされたかを可視化。興味度合いの高いリードだけに集中して電話・メールフォローを実施し、商談化率を約20%向上

ミーティングスケジュール管理

営業担当が顧客とアポイント日程を調整する際、メールや電話でのやり取りが重なると非効率になりがちです。Sales Hubのミーティングスケジューラーを導入すれば、あらかじめ登録した空きスロットを顧客が簡単に予約可能。時間帯調整の手間を大幅に減らせます。

 

活用事例

  • コンサルティング会社D社:自社のオンラインカレンダーをSales Hubに連携し、見込み客がワンクリックで都合のいい日時を選択。ミーティング設定までのリードタイムを従来比で約50%短縮

それでは、中小企業での成功事例や活用方法も見てみましょう。HubSpotのウェブサイトで紹介しています。

営業担当者が使いやすいダッシュボードの作り方

カスタマイズ可能なレポートウィジェット

Sales Hubでは、ダッシュボード内にカスタマイズ可能なレポートウィジェットを自由に配置できます。

  • 商談パイプラインの可視化:各ステージの案件数や成約率を一目で把握
  • メールの開封・クリック率:施策ごとの効果測定を手早く確認
  • チームメンバー別のKPI:営業担当者ごとの達成状況を比較

レイアウトのポイント

  • 要素をシンプルにまとめる:指標が多すぎると視認性が下がるため、最重要指標に絞り込む。
  • リアルタイム更新を活用する:最新情報が自動反映されるように設定し、会議前の数値集計作業を削減。
レポートダッシュボード

営業チームが抱える課題とSales Hubでの解決策

  1. 属人的な営業活動
    課題:顧客情報や商談履歴が個々の担当者に依存し、組織で共有が不十分。
    Sales Hubでの解決策:HubSpot CRMとシームレスに連携し、全チームで顧客や案件の進捗をリアルタイムで把握できる。
  2. 見込み客へのアプローチ漏れ
    課題:問い合わせや資料請求後のフォローを担当者が忘れてしまう、または遅れてしまう。
    Sales Hubでの解決策:Eメールトラッキングやワークフローの自動化で、インサイドセールス ツールとして迅速にリードを取りこぼさない仕組みを構築。
  3. 雑務に時間を取られ、本質的な営業に注力できない
    課題:見積作成やスケジュール調整などの事務作業に工数がかかりすぎる。
    Sales Hubでの解決策:見積作成 自動化やミーティングスケジューラーによって、提案活動や顧客折衝に集中できる環境を整備。

まとめ

Sales Hubは、見積作成の自動化やEメールトラッキング、ミーティングスケジューラーなど多彩な機能を備え、営業現場が抱える課題を総合的にカバーする営業支援ツールです。ダッシュボードで進捗を可視化。チーム全体で指標を共有する。それによって、効率性と成果の両立を実現しやすくなります。

さらに、最新のアップデートにより機能が拡張され続ける点も魅力です。導入後も継続的に学習して、部署間の連携や強化ができれば理想です。それによって、持続的なビジネス成長が期待できるでしょう。

HubSpotに関する様々な記事をご用意しております。お時間のある際やお困りのことがありましたらお目通しください。

今回は以上です。Sales Hubを活用して営業プロセスの効率化を一歩ずつ進めましょう!より成果の出るチーム体制を築いてみてください。

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著者情報

上久保晶幸

Akiyuki Kamikubo

上久保 晶幸

株式会社PromotionInHouse CMO 兼 アカウントディレクター

株式会社PromotionInHouseにてWebマーケティングのインハウス化支援事業を展開。マーケティング全般、広告運用(ウェブ/アプリ)、CRM/MAツールのプロフェッショナル。