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HubSpot導入事例まとめ:成果と成功のポイントを徹底解説

投稿日
2025.8.14
更新日
2025.8.14
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「HubSpot 導入事例」や「HubSpot 成功事例」といった事例を含むキーワードで検索する方は多いです。実際に導入した企業がどのような成果を得たのかを知りたいですよね。本記事では、日本国内外のHubSpot導入事例を中心に成功のポイントを紹介します。リード獲得増や売上向上などの具体的成果、導入による運用体制の変化などをご覧ください。弊社のブログではHubSpotの様々な記事もご覧いただけます。



国内外でのHubSpot導入事例:成果と具体的指標

1. 日本のSaaS企業A社:問い合わせ数が3倍に

A社は主に中小企業向けのSaaS(Software as a Service)を提供しており、導入前は個別のメール配信ツールと営業管理ツールを使い分けていました。しかし、データ連携に手間がかかり、担当者によって顧客情報の管理がバラバラになっていたことが課題でした。

  • 導入後の成果
    • 問い合わせ数が3倍増:Eメールマーケティングやランディングページの最適化により、潜在顧客の獲得が急増。
    • 営業とマーケ部門の連携強化:CRM上で見込み客の情報を一元管理し、商談につなげるまでのリードタイムが大幅に短縮。


2. 海外のECサイトB社:売上が2倍に拡大

B社は、海外向けのECプラットフォームを運営しており、国際的なマーケットに向けた多言語対応のマーケティングが必要でした。複数の言語・通貨を扱うため、カスタマーサポートやセールスが混乱しがちでしたが、HubSpot導入によって顧客データの一元化とチャットサポートの強化に成功。

  • 導入後の成果
    • 売上が2倍:リードナーチャリングの自動化やEメールトラッキングにより、購入リピート率が向上。
    • NPS(Net Promoter Score)の改善:顧客満足度調査を定期的に実施し、フィードバックに基づく改善サイクルを加速。

事例で見る具体的な効果測定指標

リード数・商談数・CVR

リード数(見込み客数)は、Eメール登録や資料請求などから得られる新規顧客リストの量を示す指標です。HubSpotのマーケティングオートメーション機能を活用すると、ランディングページやフォームからのリード獲得を可視化でき、商談数やコンバージョン率(CVR: Conversion Rate)との因果関係を分析できます。

CAC(顧客獲得コスト)・LTV(顧客生涯価値)

CAC(Customer Acquisition Cost)は、新規顧客1人あたりを獲得するのにかかったコストを算出する指標です。広告費やツール費などをHubSpotのレポート機能で追跡することで、費用対効果の高い施策を特定しやすくなります。

また、LTV(LifeTime Value)は、顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益を表した指標です。LTVを最大化するには、カスタマーサクセスやリピート購入促進が重要で、HubSpotのService Hubで顧客サポートを一元管理することが有効です。

CACとLTV

 

導入前後での運用体制変化と成功のポイント

導入前の課題

  1. ツールの分散:メール配信、SNS管理、顧客管理が別々のツールで行われ、データ連携が煩雑。
  2. 部門間の連携不足:マーケ部門と営業部門がそれぞれ独立してリードを管理し、商談がスムーズに進まない。
  3. 効果測定の難しさ:特定の施策が成果に直結しているのかを判断できず、改善サイクルが回せない。

HubSpot導入後の変化

  • 情報の一元管理:HubSpotのCRM上で顧客データを一括管理し、担当者間でリアルタイムに情報共有が可能。
  • 自動化による効率化:問い合わせ対応やEメール配信などの定型業務を自動化し、より戦略的な施策に時間を割ける。
  • データドリブンな意思決定:ダッシュボードでリアルタイムに成果指標(KPI)を可視化し、迅速なPDCAを回せる体制が整う。

成功のポイント

  1. チーム体制の再構築:単にツールを導入するだけでなく、マーケ・営業・サポートが連携する組織構造の見直しが鍵。
  2. 段階的導入:最初から全機能を使いこなそうとせず、優先度の高いHub(CRMやMarketing Hubなど)から導入し、徐々に拡張する。
  3. 継続的アップデート:HubSpotは定期的に機能更新されるため、常に最新情報をキャッチアップして活用の幅を広げる。


まとめ

本記事では、国内外の企業がHubSpotを導入して得られたリード獲得増売上拡大などの成果を中心に、具体的な効果測定指標と導入前後の運用体制の変化、成功のポイントを解説しました。多くの企業が抱えていた課題としては、ツールの分散や部門間の連携不足が挙げられますが、HubSpotのオールインワンプラットフォームを活用することで効率的かつ効果的に改善することが可能です。

また、HubSpotの効果を最大化するには、ツールの導入と同時にチーム体制や運用ルールの再設計を行うことが重要です。定期的なアップデートやデータ分析を通じて、継続的に成果を高めていきましょう。これからHubSpotの導入を検討される方は、ぜひ事例を参考にしつつ、貴社の状況や目標に合わせた最適な運用プランを組み立ててみてください。

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著者情報

上久保晶幸

Akiyuki Kamikubo

上久保 晶幸

株式会社PromotionInHouse CMO 兼 アカウントディレクター

株式会社PromotionInHouseにてWebマーケティングのインハウス化支援事業を展開。マーケティング全般、広告運用(ウェブ/アプリ)、CRM/MAツールのプロフェッショナル。