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制作会社 vs. フリーランス:Webサイト依頼の最適解は?

投稿日
2025.3.5
更新日
2025.3.5
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Webサイト制作を成功させるには、依頼先選びが非常に重要です。制作会社の選び方やサイト制作のフリーランス依頼で迷う方も多いです。そこで本記事では、制作会社とフリーランスそれぞれの強み・弱みを比較し、よくある失敗事例を参考にしながら、安心して依頼できるパートナーを見極めるポイントを解説します。比較して自社の目的やリソースに合った方法を選びましょう。

制作会社とフリーランスの違い

優良WEBより

制作会社とフリーランスの違い

費用感の違い

 ・制作会社:組織として複数の担当者を抱えているため、人件費がかかります。そのため相対的に見積もり金額は高めになります。ただし、デザインからコーディング、運用保守まで包括的にサポートできます。

 ・フリーランス:個人で活動しているため、比較的費用を抑えられます。ただし、人気がある方には案件が集中します。そのため納期が長めだったり依頼範囲が限定される場合もあります。

スピードと柔軟性

 ・制作会社:チーム体制が整っているため同時並行で作業を進めやすく、一定の規模以上の案件でも期限内に完成できることが多いです。一方、組織的なワークフローを踏むため、小回りが利きにくいケースも。

 ・フリーランス:スケジュールが合えば迅速に対応してもらえる可能性が高いです。連絡も直接やり取りできるので柔軟に動いてくれる場合が多いです。ただし案件が立て込んでしまうと納期が延びるリスクも考慮する必要があります。

品質面とサポート体制

 ・制作会社:専門のデザイナーやエンジニアが複数在籍し、社内で品質チェックが行われるため、安定したクオリティを期待できます。運用保守や追加機能の要望にも対応しやすいのが強み。

 ・フリーランス:得意分野が明確な場合、専門性の高いアウトプットが期待できます。広範囲にわたるサポートや急なトラブル対応は難しいケースが多いです。一人では限界がある点を理解しておく必要があります。

よくある失敗事例とその対策

1. コミュニケーション不足による認識違い

デザインや機能に関して、事前にすり合わせをせずに進めてしまったケース。完成後に「イメージと違う」「こんな機能は不要」などの問題が起こりがちです。

対策:要件定義段階から目的・デザインイメージ・スケジュールを明確に共有する。定期的なミーティングを実施する。

2. スケジュール遅延でオープンが長期化

納期厳守と口頭で言っていても、実際には制作サイドのリソース不足や、修正依頼の繰り返しなどで大幅に遅れるケースは少なくありません。

対策:契約書や見積もりの段階で、納期や工程表を具体的に設定しておく。突発的な修正や追加作業が発生する場合に早めに共有する仕組みを作る。

3. 保守サポートが不十分でサイトが放置状態

公開後に不具合が発生しても対応してもらえなかったり、更新作業が止まってしまうと、せっかく作ったWebサイトの効果が半減してしまいます。

対策:保守契約の内容を事前に確認する。そうすることで更新やトラブル対応の範囲と費用を明確にできます。定期メンテナンスやアクセス解析のレポート提供など、運用面のサポートも重要です。

制作会社・フリーランスを選ぶチェックポイント

コミュニケーション

 ・担当者との相性:やり取りがスムーズに進む相手かどうか

 ・連絡手段と頻度:メールやチャット、オンライン会議など、希望するコミュニケーションツールに対応しているか

制作実績・得意分野

 ・ポートフォリオの確認:業種やテイストが自社のイメージに合致しているか

 ・得意ジャンル:ECサイトが得意、コーポレートサイトに強いなどの特化領域

対応スピード・柔軟性

 ・レスポンスの早さ:質問や見積もり依頼への対応が迅速か

 ・修正対応:要望に対してどの程度応じてくれるか、追加費用の有無はどうか

費用と契約内容の明確化

 ・見積もり項目の内訳:デザイン費・コーディング費・運用費などが分かりやすいか

 ・支払い条件:着手金や分割払いの可否、納品後のトラブル対応など

依頼先の選定に迷ったら

それでも依頼先に迷った場合は、複数の候補から相見積もりをとりましょう。そして、コミュニケーションの質や提案内容を比較するのがおすすめです。また、価格だけでなくサポート体制や保守契約の有無なども含めて総合的に判断すると、後々のトラブルを回避しやすくなります。

加えて全体の制作工程を把握したい方は、初心者でもわかる!Webサイト制作の流れと工程もあわせてご覧ください。事前に工程を理解しておけば、制作会社やフリーランスとのやり取りがよりスムーズになります。

まとめ

Webサイト制作を依頼する際は、費用感・スピード・品質など、多方面から選択肢を検討する必要があります。制作会社に依頼すべきか、フリーランスに頼むべきかは、サイトの規模や目的、スケジュールや予算によって変動します。

・コミュニケーションを密に取り、要件定義と納期管理を徹底する
・相見積もりを取り、見積もり項目の内訳を比較検討する
・保守サポートの範囲やアフターケアを事前に確認する

これらのポイントを押さえておけば、安心して依頼先を選ぶことができるでしょう。自社の状況に合わせて最適なパートナーを見つけ、効果的なWebサイトを構築してください。

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著者情報

別府 大樹

Daiki Beppu

別府 大樹

                                       

株式会社PromotionInHouse 代表取締役CEO

新卒で三菱UFJ信託銀行入社。その後、外資系アドテクノロジー企業3社にて約10年勤務。デジタル広告の営業と運用業務、広告主サイドとメディアサイドにて幅広く従事。外資で働く傍ら、2017年、システム受託開発を提供するreservele株式会社を創業。その後、2024年、デジタルマーケティングの民主化を目的とし、株式会社PromotionInHouseを創業。